宮崎・延岡の不動産会社「和光産業」(延岡市古城町、TEL 0982-40-5777)が手掛ける焼き芋に夏限定「夏芋」が8月1日、登場する。
農業と福祉のコラボレーションにより、障がいのある人の収入を増やすことを目的とする「農福焼きいも」。同社が農地などを提供し、延岡市の障がい者支援施設「はまゆう園」がサツマイモの栽培、収穫から加工までを行う。2019(平成31)年3月に延岡市で設置した自動販売機を皮切りに販売を始め、現在延岡市、日向市で7カ所の自動販売機、3カ所の道の駅で提供する。
焼き上がった芋に再乾燥を施したり、芋を包むフィルムや滅菌処理の方法を変えたりしたことで、賞味期限が常温で3カ月から9カ月に延び、食感、見た目も変化したという。
和光産業の児玉雄二さんは「製法を変えたことで見た目もよくなり、ねっとりした食感からより引き締まった感じになった。さらに味が濃くなり、おいしくなったと好評を博している。今回は、夏芋と名付け、いつもの冷やし芋よりさらに温度を低く、冷たくする。熱中症対策にもなるのではないかと考えている」と話す。同社の高槻美菜さんは「農福やきいもはとてもやわらかく仕上げてあるので、スプーンを使ってすくって食べるのもおすすめ。夏芋はより冷たいので、アイスクリームのように食べていただけるのでは」と笑顔を見せる。
価格は、一般の自動販売機では1本400円、道の駅では500円。