日向市の夏の風物詩「日向ひょっとこ夏祭り」が今年中止になったことを受けて、同祭実行委員会が7月、「また来てね!!市民総踊り動画配信プロジェクト」を企画した。
例年8月の第1土曜に開かれる同祭は、日向市最大の祭りで、昨年は7万5000人の観客に110連2189人の踊り手が集まった。今年はコロナウイルス感染拡大防止のため中止が決まったが、そのことを残念に思っているひょっとこ踊りファンに向けて、日向市内の連などに協力してもらい、動画を撮影、実行委員会が編集を行う。今年本祭が開催される予定だった8月1日に配信する。
実行委員長の岩本倫尚さんは「例年、日本全国から多くの踊り手に参加してもらっており、踊り手だけでなく、日向市民からも『大変残念』との声が聞かれる。また日向でお待ちしているという気持ちとこれまでの感謝の気持ちを込め、動画プロジェクトを企画した。来年以降、再び開催できるようひょっとこ夏祭りで生まれた絆を大事にし、つながりを感じてもらえたら」と話す。
日向市民であれば、どなたでも動画に参加可能。課題は「日向ひょっとこ踊りを踊っている動画」で密を避けるため、1回の動画に映る人数は1~3人を想定する。服装、撮影場所は自由で、スマートフォンでの撮影を推奨している。動画の長さは1本当たり1分以内。踊りの動画を撮った人は「来年祭りに来てほしい」旨のメッセージ動画も応募できる。
締め切りは7月21日。応募は日向ひょっとこ夏祭り実行委員会 事務局までメール送付のこと。問い合わせは事務局(日向市観光協会内、TEL 0982-55-0235)まで。