宮崎・門川町の「桃源郷（とうげんきょう）岬」（TEL 0982‐63‐5757）でアジサイが満開になり、来場者の目を楽しませている。

アジサイの向こうに広がる日向灘

　遠見半島東端にある私設庭園の桃源郷岬には、80種類約200万本のアジサイの花が植えられ、毎年アジサイの名所として週末を中心に県内外から見物客が多く訪れる。

　同園は、自動車販売店を営む川崎清郷（せいごう）さんが、1998（平成10）年ごろから整備。20万平方メートルの広大な敷地にはアジサイをはじめ、ジャカランダ、ブーゲンビリア、ツツジ、10種類170本のスイレンなどが満開のほか、モモ1000本、カエデ1000本、ヤブツバキ数千本、梅、桜など四季折々に楽しめる木が植えられている。

　園内には青や紫、白、ピンクなどさまざまな色や形のアジサイが開花。太平洋を望む展望デッキ周辺は、海の青さと花々の色が美しいコントラストを見せる。

　同園を管理する川崎雅公さんは「今年はコロナウイルスの感染拡大防止のため、県外からのお客さんが減ってしまったが、写真の愛好家などはリピートして訪れてくれている。6月いっぱいまでの開園だが、多くの人に来園してほしい」と呼び掛ける。

　開園時間は8時～17時。入園料は6月15日まではハイシーズン料金で一般（中学生以上）＝1,000円。小中学生＝300円。16日～30日は一般（中学生以上）＝600円、小中学生＝300円。