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「新・ダイバーシティ経営企業100選」に日向の清掃会社 県内初

「グローバルクリーン」社長の税田和久さん

「グローバルクリーン」社長の税田和久さん

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 経済産業省が主催する平成28年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」に日向・亀崎のビルメンテナンス会社「グローバルクリーン」(日向市鶴町2)が選ばれた。

同社が目指す未来をイラスト化したもの

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 同賞は女性、外国人、高齢者、障がい者などを含め、多様な人材の能力を生かしてイノベーションの創出、生産性向上などの成果を上げている企業を選定するもの。平成24年度から行っており、今年は応募総数122社の中から31社が選ばれた。宮崎県の企業が選ばれたのは初めて。同時に革新的なサービス創造、地域経済の活性化などを行う中小企業を対象にした中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」にも選定された。

 5月に創業18年を迎える同社は、創業当時から女性はもちろん、高齢者や障がい者を雇用してきた。社長の税田和久さんが父親から引き継いだ事業だったが、税田さんが入社して1カ月後に倒産。その後多額の借金を返済しながら会社を大きくしてきた。税田さんは「清掃業は人気のない業種で、女性、高齢者、障がい者を雇用するのは必要不可欠だった。だからダイバーシティーを目指してやったわけではなく、当社では以前から当たり前のこと。いろいろな境遇の人に助けてもらい、恩返しをしたいと思ってやってきた結果、会社が成長し、経営状況も含めて今回、国に認めてもらったことがうれしい」と笑顔を見せる。

 今後は社会的弱者の社会進出や自立を支援するためにプロの掃除の仕方を教える訓練校「ウルトラクリーンアカデミー」をつくることが税田さんの夢だという。

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