宮崎・日向の商業施設「ステアーズ・オブ・ザ・シー」(平岩、TEL 0982-50-6789)にラーメン店「THE NOODLE SHOP(ザ ヌードル ショップ)」がオープンし、もうすぐ2カ月がたつ。
店主の榎田吉輝さんは宮崎市阿波岐原でピザ店「ピッツェリア ダブル」を経営し、青島ビーチパークでも出店していたが、それらを一時休業し、同施設に店をオープンした。
榎田さんが看板メニューだという「ベジタブル トマト ヌードル」はイタリア料理店での経験を生かした自家製トマトソースをベースに、鶏ガラスープを合わせ、パスタの材料に使われるデュラムセモリナ粉を配合した自家製麺を使う。定番の「ベジトマヌードル」(850円)、イタリア産のパルミジャーノ・レッジャーノ チーズをかけた「ベジトマチーズ ヌードル」(950円)、チリペッパーで香りと辛味のアクセントをつけ、宮崎の伝統野菜「佐土原なす」のトッピングが特徴の「アラビアータ ヌードル」(1,000円)など。
「鶏パイタン ヌードル」は鶏ガラで取った白湯をベースに、熊本県球磨郡の豆腐店「親父のガンコとうふ」の濃厚豆乳を入れたスープに、ベジトマヌードルでも使う自家製麺を合わせる。「豆乳鶏パイタン ヌードル」(850円)、「豆乳きのこ鶏パイタン ヌードル」(1,000円)など。
賄い料理から誕生したというベトナムの米粉麺「フォー」を使う「パクチー鶏パイタン フォー」「レモン鶏パイタン フォー」(各800円)も提供する。麺を選んだり、残ったスープでライスをリゾット風に食べる「リゾットライスセット」(プラス50円)もある。
榎田さんは「サーフィンスポットである金ヶ浜沿いに立つステアーズ・オブ・ザ・シーの素晴らしいロケーションに魅了され、開店を決めた。ヌードル店の出店は初めて。試行錯誤しながら商品開発し、私たちが得意とするイタリアンの要素も加えながら、できるだけ宮崎県産の野菜や肉などを使い食べ飽きない味に仕上げた。すべての麺にコンフィ(低温調理)した厚切りの鶏肉をのせ、ガラのみをゆっくり丁寧に煮込み、あっさりしつつ、コクのある鶏ガラスープも特徴。体に良く、体が喜ぶものをと思い作り上げた。コロナウイルス感染症が拡大する中でのオープンだったため、ほとんど告知もできなかったが、今は踏ん張り時。飲食店はどこも大変だと思うが、私たちも換気や消毒を徹底し、屋外での飲食スペースを薦めるなど工夫して、この難局を乗り切りたい」と話す。
営業時間は10時~19時。水曜定休。