日本最南端のスキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」(西臼杵郡五ヶ瀬町、TEL 0982-83-2144)で12月13日、今シーズンの営業が始まった。
この日、標高1610メートルのゲレンデには約300人のスキー、スノーボード愛好家らが集まり、思い思いに楽しんでいた。11月18日から雪づくりを始め、最長滑走路1000メートルのうち、500メートルを整備した。支配人の矢野宏さんによると年内に全ての滑走路を整えたいという。
2014(平成26)年から、ヒロイン「南ちゃん」を主役にした恋愛仕立てのCMで話題を呼んだが、2019(平成31)年3月に引退。今年新たなキャラクターとして雪男に扮(ふん)した「雪男(ゆきお)君」が登場し、軽やかにゲレンデを滑っていた。
オープニングセレモニーでは、原田俊平・五ヶ瀬町長、来場者を代表して宮崎市から訪れた家族などがテープカットを行った。矢野さんは「南国宮崎でもスキーができるということを一人でも多くに知ってもらいたい。宮崎ならではの楽しみ方として、サーフィンを体験した後、スノーボードなどを楽しむこともできる。宮崎市繁華街からの直行便バスもあるので気軽に来てほしい」と言う。矢野さんによると、雪男君はスノーボードが得意だが、いつスキー場に登場するかは分からないため、「出会えたらラッキー」だという。
熊本県から訪れた20代の大学生は「うちがスノーボード一家なので昔からスキー場に足を運ぶことが多く、五ヶ瀬ハイランドスキー場には年に4~5回来る。雪がぬかるまないところがいい」と話す。
営業時間は8時~16時30分。期間は3月1日まで。全リフト一日券、大人=4,000円~、子ども(小学生まで)=2,800円~。その他回数券なども。