宮崎・日向にネコカフェ「CoCoにゃん」(曽根町)がオープンして3カ月がたった。
4年ほど前から猫の保護活動をする那須若子さんが経営する。友人の橋口ゆかりさんを店長に迎え、令和の始まりとともにオープンした。日向市出身の那須さんは約30年看護師として働き、今も週1回病院で勤務しながら、カフェを切り盛りする。
店内は飲食スペースと、猫と触れ合える3畳のプレールームを設ける。飲食しながら猫が見られるようにと、個室のドアは透明なアクリル板を使う。現在、母猫、子猫合わせて19匹の保護猫が客を出迎える。
同店はワンドリンクまたはワンフードのオーダー制。フードメニューは那須さんが考案し、2日に1度メニューが変わる「ランチメニュー」(デザート、スープ、コーヒー付き=1,000円)2種類を用意する。ドリンクはコーヒー、紅茶、ココア、エスプレッソ、オレンジジュース、お茶(以上500円)。売り上げの2割は猫を育てるための費用に充てる。
那須さんは「日向市内に譲渡会ができる場所がなく、常に譲渡会ができる場所を作りたいと日向市産業支援センター『ひむか‐Biz』に相談した。オープンして3カ月、1匹の譲渡が決まった。猫を二度と不幸にしたくないので、ワクチン接種、避妊、去勢手術を行い、家で飼える方に譲渡したい。野良猫を保護してほしいという問い合わせが増えており、カフェの売り上げだけでは賄いきれない状態になっている。賛同してくださる方からの資金援助もお願いでれば」と呼び掛ける。
営業時間は11時~15時、18時~22時。日曜定休。