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宮崎・日向で「ひょっとこ夏祭り」 過去最多114連2237人の踊り手が参加

個人戦で踊る子どもたち

個人戦で踊る子どもたち

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 宮崎・日向市駅前交流広場「ひむかの杜(もり)」で8月2日、「日向ひょっとこ夏祭り」が開幕した。

盛り上がった前夜祭の様子

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 今年で36回目となる同大会。日向市の伝統芸能「ひょっとこ踊り」の祭りで、宮崎県を代表する夏の風物詩。2日は前夜祭で、個人戦として「一般部門」「キッズ部門」が行われ、198人の踊り手が「ひょっとこ」「おかめ」「きつね」の各種目に分かれ、踊りを競い合った。

 1位となったのはキッズ部門「ひょっとこ」が、福岡県の山下葵生さん、「おかめ」が日向市の本村永愛さん、「きつね」が日向市の中野瞬さんだった。山下さんは、2016(平成28)年から順に、きつね、ひょっとこ、おかめと連続で受賞し、4年連続優勝。ひょっとこでは2度目の優勝となる。山下さんは「きっかけはおばさんの結婚式でひょっとこ踊りを見たこと。みんなが笑っていて楽しいなと思った。今回は2回目のチャレンジになるので、まずはひょっとこでと思っていた」と笑顔を見せる。

 一般部門1位は「ひょっとこ」が京都府の藤本武志さん、「おかめ」が熊本県の渕田干保子さん、「きつね」が福岡県の谷豊子さん。藤本さんは表彰式で感極まる表情を見せ、「昨年、個人戦に初めて参加し、決勝までいったが賞はとれなかった。審査員の方に賞がとれる踊りではないと言われた。今年こそはと思い、本気で練習してきた。これからも続けていきたい」と話す。きつねで受賞の谷さんは「ひょっとこ、おかめで受賞したので今年はきつねで挑戦した。来年は(踊りは休んで)祭りを見に来たい」と話した。

 日向市出身のシンガーソングライター、倉沢よしえさんが自身で作詞作曲した、祭りのイメージソング「日向のひかり」を披露した。

 3日の本祭は正午の開会宣言で始まった。橘ひょっとこ踊り保存会による踊り、衣装の講習会や倉沢さんのライブ、餅まきなどが予定されている。本祭のメーンイベントとなる「ひょっとこ踊りパレード」は18時~。踊り手のグループが「連」を作り、1キロを超えるコースで踊りを披露しながら、練り歩く。 今回は過去最多の114連2237人が全国16道府県から参加する。

 20時40分~の橘ひょっとこ踊り保存会による踊りの披露後、最高位の「ひょっとこ大賞」などが発表される予定。

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