日向市特産かんきつ「へべす」の初出荷を記念して6月1日~2日、東京・新宿の「新宿みやざき館 KONNE(コンネ)」でフェアが行われる。
ハウス栽培のへべすの出荷は5月31日に始まった。7月末まで約9トンが出荷され、その後8月~10月は露地もののへべす約140トンの出荷が予定されている。
日向市からへべす農家やJA日向の担当者が同館を訪れ、東京やその近郊からの来館者にへべすの特徴や食べ方などを説明しながら販売する。価格はへべす150g(3~4個)400円。約300パックを用意する。
へべすなどの青果を扱う商社「マザテック」(東京・吉祥寺)が同フェアをサポートする。吉祥寺のへべすブームの立役者ともいわれる同社の松江勇武さんは「昨年も露地ものの解禁時にJA日向と連携してフェアを行なった。まだまだカボスやスダチと間違われるへべすだが、東京の人に魅力を知ってほしい。昨シーズンは黄色の完熟へべすも店頭売りし、たいへん好評だった」と話す。
KONNEを運営する宮崎物産貿易振興センターの山川顕治郎さんは「宮崎出身者をはじめ、ここでへべすを買ってくれた方が気に入ってリピートされることもある。地元の生産者がへべすについて直接説明してくれるまたとない機会なので、多くの方にお越しいただきたい」と話す。
営業時間は10時~20時。フェアの開催時間は1日=10時~17時、2日=10時~18時。イベントスペースでの販売は7日まで、へべすが売り切れるまで行う予定。