日向を代表する祭り「日向ひょっとこ夏祭り」が8月2日・3日に開催されることを受けて、同実行委員会のメンバーが5月10日、日向市長を表敬訪問した。
昨年、来場者が前年比で1万人増加し、7万5000人に達した同祭。参加した踊り手のグループは116連で、過去最高の2216人が市街地の1キロを超えるコースを踊り歩いた。今年は市役所の新庁舎完成を記念し、市役所前を踊る新たなコースとなる。
同祭実行委員長の岩本倫尚さんは「地元の参加者はもちろん、遠いところでは北海道からの参加者もいる。昨年は最後の受賞式まで全部の連が残ってくれ、大人も子どもも真剣に踊ってくれていることを改めて感じた。今年は『つながる』がテーマ。ひょっとこ踊りの愛好家同士がつながり、来年の開催につなげていきたい」と抱負を語る。
表敬訪問を受けた十屋幸平日向市長は1984(昭和59)年から開かれる同祭について、「35回も開催され続けていることはすごいこと。今年はひょっとこ夏祭りと同時期に高校総体が日向市で開催され、さまざまなところから人が集まる。7月からお盆までフル稼働になるだろう」と話し、同市の盛り上がりに期待する。
本年度のオリジナルTシャツのデザインは全国から91作品の応募があり、福岡県在住で高校生の鶴田英果(はなか)さんのものが選ばれた。表に「喜楽踊笑」の文字を、躍動感を感じさせる書体で表し、裏面はひょっとこ踊りに欠かせない「ひょっとこ」「おかめ」「きつね」の3キャラクターを描いている。
Tシャツは2,000円。サイズは大人用のS、M、L、XL、キッズ用は110、130の6種。カラーは大人用がブラック、レッド、ジャパンブルーの3色。キッズはデイジーのみ。まちの駅「とみたか」(上町)、「馬ヶ背観光案内所」(細島)で販売する。
踊り手としての参加申し込みは5月22日~6月28日。同実行委員会が郵送で受け付ける。