延岡市で1月20日、JR延岡駅を発着点とするまち歩きイベントが開催される。
「伝統的建造物の保存と活用をする会」(延岡市東本小路、TEL 0982-35-3900)が主催する「伝統的建造物を訪ねるまちあるき~延岡駅らへん~」。延岡市内に残る歴史的な建造物や古民家などを掘り起こし、その保存や活用を図ろうと、同会は文化庁の補助を受け2013年度から活動を進めている。
2016年度に「市役所・城山らへん」「トトロらへん」「延岡駅らへん」の3種類のマップを作成し、毎年モニターツアーを開催して市民への周知を図っている。
今回はその第3弾。延岡駅周辺には約1300年の歴史がある今山八幡宮や、日本一の弘法大師像が鎮座する今山がある。延岡城があった城下町時代から続く古い街並みの面影、駅の開業や旭化成レーヨン工場の操業に伴い栄えた商店街の名残、戦前の貴重な建造物なども散見できる。
事務局の箕輪朱莉さんは「駅前複合施設エンクロスの開業で駅周辺のエリアに再びスポットが当たり始めた。明治、大正時代の物資運搬の主流だった海上交通の拠点としても栄えたエリアでもあり、のんびり町歩きをしながら、延岡の歴史や伝統を感じてほしい」と呼び掛けている。
開催時間は10時~15時。途中、食堂で昼食をとる。参加費は1,000円。定員20人。申し込みは同会事務局まで。