宮崎・日向のしごと創生拠点(日向市鶴町)で12月8日、同市特産のかんきつ類ヘベスを使った料理教室が開催された。
主催の鈴木美南さんは現在、宮崎公立大学の4年生。同市が行った人材育成塾「ドラゴンアカデミー」に参加し、今年10月の最終プレゼンテーションでヘベスを使った地域活性化案を発表した。このことをきっかけにヘベス料理研究家として、今回「HEBESU KITCHEN」と銘打ち、同市では初となるワークショップを開いた。ヘベス農家で働き、ヘベスの広報マンを自認する「へべすくん」も参加した。
ヘベスはカボスやレモンなどと同じ、香りが高い「香酸かんきつ類」の一種。鈴木さんは「今回は完熟した秋ヘベスを使って料理をする。夏の緑色のヘベスとは違い、皮が黄色く、ビタミンCが豊富なのが特徴。酸味が少ないので料理に使いやすいため、さまざま料理に活用できることを提案したい」と話す。
「へべすマカロニサラダ」、「へべすスープ」、「へべすスムージー」の3種のレシピを元に、小学生から50代までの12人の参加者と共に料理を作った。
参加した小学3年生の男児は「秋ヘベスがとてもおいしくて、料理を作ることが楽しかった」、30代女性は「今回の料理はどれもおいしく、ヘベスが体にいいことも分かったので、ぜひ他の人にも食べてほしい」と話す。