日向市産業支援センター「ひむか-Biz」が10月27日、日向市しごと創生拠点(日向市鶴町、TEL 0982-66-6690)で「プレミアムフライデー」のイベントを行った。
毎月第4金曜に「ひむか-Bizの日」としてイベントや交流会を開催する同センター。今回は、9月9日に設立された地域商社「TABERU」代表の林幸広さんが登壇し、自社の取り組みについて発表した。同社は宮崎県北9市町村の食材やその加工品の商品化、販路拡大などを支援する。
鍋をモチーフにした会社のロゴデザインと、新たな取り組みとしてスープ店の設立を目指していることを発表した。林さんは「生産者を第一に新しいものを生み出し、売り先を確保する支援を行っていきたい。また高齢者が主役のスープ店を設立し、高齢者や認知症の人の雇用と、規格外品の野菜を使用したスープ製造によるフードロス対策を行う。地域活性化を目指していく」と話す。
10月19日に福岡県で行われた食の商談会に参加。宮崎県北の食の魅力をバイヤーなどに直接伝える機会を得たという。10月24日にはフランス料理店「シェオンジ」(延岡市)で地元食材を使った食事会を行い、生産者と消費者の交流を図ったことも報告された。
そのほか、日向市内で子どもの遊び場を運営する「ソトラボ」(富高)の伊藤悦史さん、カフェ&バー「BUCKAYRO」(都町)の寺尾秀貴さん、食品製造、加工会社「森のめぐみ」(椎葉村)の鈴木宏明さんも、自社の事業や今後の取り組みについて発表を行った。