日向市東郷町の牧水公園ふるさとの家で10月6日・7日、同町ゆかりの歌人、若山牧水をしのぶイベント「なりきり牧水」が開かれる。主催はあくがれて牧水実行委員会。
同町が牧水の生まれ故郷であることから始まった同イベントは今年で12回目。旅をして短歌を詠むことも多かった牧水にちなみ、参加者には牧水の旅支度を模すための着物、山高帽、わらじ、竹づえを貸し出す。事前に同実行委員が手作りした竹水筒はおのおのに渡され、牧水になりきって歌を詠む。
1日目は川で捕ったカニを使う「ガニ汁」作りの体験を行い、夜は火を囲んで地元の山で捕ったイノシシ肉など地元の田舎料理を食べながら、「夜なべ談義」をする。2日目は牧水ゆかりの坪谷の地を散策。柿拾い、栗拾い、初企画の稲刈りなど農業体験も行う。
同イベントを運営する同実行委員会会長の柏田武浩さんは「今年は牧水が亡くなって90周年の節目の年。自然、旅、酒が好きだった牧水をしのび、日常ではなかなか味わえない体験を東郷町でしていただきたい。参加者同士やスタッフとの熱い交流がはj枯れるのもこのイベントの魅力。昨年好評だった地元の食材を使う田舎料理の調理体験を引き続き行い、初企画の稲刈り体験を楽しんでいただくなど、秋を満喫してもらえればうれしい」と話す。
参加費は7,000円(宿泊費、食事代、衣装貸し出し代、保険代込み)、定員は20人。2日目のみ参加希望者は参加費3,000円、定員10人。申し込み締め切りは10月1日。申し込み、問い合わせは日向市観光協会(上町1、TEL 0982-55-0235)まで。