宮崎・延岡の焼酎メーカー「佐藤焼酎製造場」(延岡市祝子町、TEL 0982-33-2811)が9月3日、日向市限定発売の焼酎「日向(ひむか)の昇り龍」を発売する。
1905(明治38)年創業の同メーカー。日向市の農事組合法人「ひまわり」を応援する目的で、同法人の作った特別栽培米「ヒノヒカリ」を使い、米焼酎を造った。商品名は「日向のお伊勢さん」として知られる大御神社(日向市伊勢ヶ浜)の岩窟から見える「昇り龍」にちなんで付けられた。味はすっきりとした飲み口で甘みのまろやかさが特徴という。
同社の甲斐慶太朗さんは「大御神社の昇り龍は『天に昇る白龍』として観光客に人気があるため、名前に使わせてもらい、ラベルにも描いた。減農薬、減化学肥料栽培のヒノヒカリを使うことで、地元の人に親しまれた味が焼酎で実現できたと思う。日向市にちなんだ日向市限定発売というとがったコンセプトを打ち出したので、地元の人にも観光で来た人にも飲んでいただけたら」と話す。
希望小売価格は1,404円(900ミリリットル、化粧箱なし)。同市内のスーパー、酒店、道の駅などで販売する。9月21日には宮崎県産の酒だけを集めた「地産酒BAR 酒光」(日向市上町)にてイベントを開催予定。申し込みは同社のフェイスブックイベントページ、電話、ファクス(0982‐33‐2888)で受け付ける。