日向・伊勢ヶ浜海水浴場で6月10日、障がい児を対象にしたサーフィンスクールが初開催される。主催はOcean's Love(神奈川県茅ケ崎市)。
知的障がい、発達障がいを持つ子どもたちにサーフィンを通じて、海のすばらしさを感じてほしいと全国各地でサーフィンスクールを開く同団体。「リラックスサーフタウン」構想を掲げ、サーフィンでの町おこしを行う日向市で初めての開催となる。
同団体は「海から陸へのノーマライゼーションの社会づくり」をテーマに、皆が平等に豊かに暮らせる社会づくりを目指して活動する。ノーマライゼーションとは、障害を持つ人と持たない人が平等に生活する社会を実現させる考え方。
同団体宮崎支部代表の川越典子さんは「今回、日向市で初めて開催するが、日向の子どもたちにも海のすばらしさ、海からのエネルギーを感じてもらい、サーフィンという普段はなかなかできない体験を思いっきり楽しんでもらいたい。保護者の皆さんには、子どもたちのチャレンジする姿を見て無限の可能性を感じてもらいたい」と話す。
開催時間は9時~14時15分(予定)。参加対象は知的障がい、または発達障がいの小学1年から高校3年までの男女で、同スクールに参加したことのない人。定員10人程度。応募多数の場合は抽選。活動をサポートするボランティアも募集している。申し込みは同団体のホームページで受け付ける。