日向の平岩地蔵尊(日向市平岩)で3月10日~12日、「平岩地蔵尊祭り」が開催される。
30~40人ほどがロープを引っ張り、きねを上下させるやぐら餅つき
同所は、江戸時代に全国を行脚し、訪れた先で仏像を彫った木喰応其の「愛宕勝軍地蔵坐像(ざぞう)」「利剣六字名号」を祭り、年に一度の大祭期間中に一般公開している。
1993年に同所の落慶をきっかけに始まった「やぐら餅つき」は、高さ5.5メートル、重さ50キロのやぐらの四方に2本ずつ計8本結んだ綱にきねに固定し、参拝者が餅をつく行事。平岩地蔵尊奉賛会によると、日本一の大きさを誇るやぐら餅つきという。ついた餅は、参拝客に振る舞う。
当日は、飛び入り参加可のカラオケ大会や、地元小中学生によるダンス発表、絹彩会による舞踏、保育園児による太鼓の演奏も行う。
3月11日は平岩まちづくり協議会が「ふれあい朝市」を境内で開き、旬の野菜や漬物、苗木、手作り雑貨などを販売する。
やぐら餅つきは10日~11日、9時30分~12時30分に行う。