日向の就労継続支援A型事業所「クローバー」が運営する一軒家レストラン「彩(いろどり)」(日向市南町、TEL 0982-53-2388)が11月27日、1周年を迎えた。
障がい者の働く場所を提供するA型事業所として、弁当販売や家事代行を行う同社。昨年、社長の志賀明さんの持ち家を改装し、一軒家レストランを始めた。開店時の店名を改め、現在は元料理人でもある志賀さんが腕を振るう。
庭で自家栽培する野菜やハーブ、果物を使い、そのほかの食材もできるだけ宮崎県産を利用する。肉は飼料にこだわって育てられた都城市の「観音池ポーク」などを使う。
同社スタッフで介護福祉士の盛武優子さんは「体に負担の少ない食事をしてもらいたいと食材や調理の仕方を考え、提供している。大きな窓があり、太陽がさんさんと降り注ぐ店内もお客さんに気に入ってもらっている」と笑顔を見せる。「大きな看板もなく、ナビに入れるとレストランの裏に案内されるので分かりづらいと思うが、見つけてもらえれば」とも。自動演奏ができるピアノもある。
「店主のおすすめランチ」(1,300円、要予約)は、前菜、メイン、ご飯、お吸い物、デザート2種、ハーブティーのセット。そのほか、予約不要の「ランチ」(700円~)もある。弁当は「からあげ弁当」「日向酢どり弁当」「Wよくばり弁当」(以上500円)などを要予約(当日10時30分まで)で販売。配達にも対応する。
営業時間は11時~15時。夜の営業は応相談。月曜定休。年末年始は12月30日~来年1月8日休業。