宮崎県門川町の水産加工会社「水永水産」(TEL 0982-63-1032)の新商品「焼き生姜鯖(しょうがさば)」が、第28回全国水産加工品総合品質審査会で「東京都知事賞」を受賞した。
同社社長の黒木隆一さんは「どこの定食屋でも人気メニューの一つに『しょうが焼き』があるが、ショウガ味の干物はないので作ってみようと商品開発に着手した」と話す。ショウガだれを研究し、サバの脂の乗り具合、肉質などを吟味。試作を繰り返し、1年ほどをかけて完成させた。
三枚に下ろした真サバの身を特製のショウガだれに漬け込んで焼いた同商品。キャッチコピーは「冷めてもグッとおいしい!」。その理由を、黒木さんは「温めて食べるとふっくらとした食感を味わえ、冷めると甘みのあるショウガだれの風味が強く感じられ、おいしかったから」という。「冷蔵庫に入れておけば、弁当のおかずが足りなかったときなどそのまま入れられるので重宝する。主婦の強い味方になれる」と自信をのぞかせる。
価格はサバの身2枚入りで324円。県内3カ所に展開する水永水産の直売所(門川店、瓜生野店、大塚店)で販売する。
表彰式は2018年1月19日、東京で予定されている。