日向の「ひょっとこ踊り」で使用される工芸品のひょっとこ面が、現在放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」に登場する。
今回劇中で使われるのは、笑福舎(日向市財光寺)の手作りひょっとこ面。日向市観光協会認定商品で、おかめやきつねも含めて、約30種類の面がある。地元の名品を扱う通販サイト「まるごと宮崎」を通じ、依頼があったという。
笑福舎の海野数代さんは「どんな感じで使われるか分からないが、とてもうれしい。ドラマをきっかけに、もっとたくさんの方にひょっとこ夏祭りに興味を持ってもらえたら」と笑顔を見せる。
同サイトを運営する川長物産の河野豊さんは「以前、とんねるずのバラエティー番組やキリンビールのCMでの利用があったが、朝の連ドラに登場するのは初めてだと思う。売れない芸人を演じる藤井隆さんの小道具として使われると聞いている。ひょっとこ面を着けて笑いを取ろうとし、苦労する場面で使われるのではないか」と話す。
河野さんによれば、ひょっとこ面は海外からの注文もあり、ダンスの公演やレストランのディスプレーに使われているという。