日向市都町の居酒屋「つたや」で11月21日、シイタケの食べ比べイベント「ナバナイト」が行われる。
原木栽培の乾燥シイタケの生産量が国内2位の宮崎県。中でも椎葉村は日本三大秘境の一つといわれ、2015年に世界農業遺産に認定された。日本唯一の伝統的農法「焼き畑」や、クヌギなどの広葉樹を使った「原木シイタケ」の生産で注目されている。
宮崎県の方言でシイタケのことを「ナバ」といい、今が原木シイタケの旬であることから、同村のシイタケ生産者である山中寿充さんが同イベントを企画した。山中さんは「熟成クヌギで作る原木シイタケはクヌギの栄養分をたっぷりと吸収し、甘く濃厚な味わい。大変手間のかかるシイタケだが、そのおいしさを多くの方に知ってもらいたいと思った」と話す。
山中さんに賛同した「つたや」主人の反田慎吾さんが原木シイタケ、菌床シイタケを使った料理を用意し、参加者に食べ比べてもらう予定。そのほか、同村でチョウザメやヤマメの養殖を手掛ける鈴木組(椎葉村下福良)が調達した食材や、諸塚村、美郷町の食材も合わせて調理し、「つたや特製 耳川プレート」も提供する。
開催時間は19時~21時。参加費は3,500円。定員は25人。要事前申し込み。申し込み、問い合わせは「ひむか-Biz」(富高、TEL 0982-66-6690)まで。