宮崎で9月15日、老舗のチャンポンの味を再現したカップ麺「味のおぐらチャンポン」の販売が始まった。
「味のおぐら」(宮崎県延岡市)は、チキン南蛮発祥の店の一つとして知られ、チャンポンも人気メニューとなっている。
2013年から毎年、宮崎県と鹿児島県で限定販売しているカップ麺は「味のおぐら」監修の下、南九州ファミリーマート(鹿児島市)とエースコック(大阪府吹田市)が共同開発したもの。今年は12万食を用意した。
南九州ファミリーマートの広報担当、峯元克己さんは「販売を開始して5年、毎年好評をいただき、秋の風物詩になっている。今年も発売初日から順調な滑り出しで、すでに半数以上を販売した店舗も多数ある。通常の即席チャンポンと比較して過去最大量のフリーズドライ野菜を入れ、チャンポンらしさを追求しているのが特徴。スープの味や野菜のバランスなど改良を重ねてきたが、現在販売しているものは完成形に近い。宮崎県在住の方だけでなく、同県出身の方の需要も多い」と話す。約7割の商品が宮崎県で購入されるという。
ファミリーマート日向図書館前店スタッフの一人は「毎年楽しみに待っているお客さんがいて、箱買いする方もいる。県外に住む家族などに配送し、喜んでもらっているという話も聞く」と笑顔を見せる。
価格は290円。宮崎県と鹿児島県にあるファミリーマート店舗405店で販売している。