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日向に移動販売車のおにぎり店 店主「おむすびで元気と笑顔を届けたい」

移動おにぎり店の店主・濱田豊子さん

移動おにぎり店の店主・濱田豊子さん

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 日向市を中心に活動する移動販売車「お結び処 濱田屋」(「濱」はつくりがまゆに似た旧字体)が営業を始めて、11月1日で3カ月がたつ。

シンプルな味わいの「塩」は子どもたちに人気

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 黄色の車体が目印の移動販売店を経営するのは、同市出身の濱田豊子さん。高校卒業後、地元スーパーで販売員から接客トレーナーへとキャリアを重ね、社員教育を担当。33年間勤めた後、「残りの人生を考えた時に、今のうちに挑戦したい」と起業を決意し、今年5月から準備を進めてきた。

 おにぎりに使う米は、日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で特A評価を15年にわたり獲得し続けている「さがびより」。水素水とガス釜で炊き上げ、「米は粒が大きく、もっちりとした食感が特徴。時間がたってもおいしさが変わらない。全国の米を試して選んだ」と濱田さん。塩は天日塩、のりは有明産のものを使う。

 濱田さんは「キッチンカーを探すところから始めたが、費用が想定以上にかかることが分かり、自分で作ることにした。6月から家族や親戚に助けてもらいながら1カ月で完成した。日向には、おむすび専門店が少なかったので、おいしいおむすびを届けたいと思った。材料や工程を大切にし、ここでしか味わえない至福のおむすびで元気と笑顔を届け、つないでいきたい」と話す。

 メニューは、「塩」(200円)、「塩海苔(のり)」(250円)のほか、「梅」、「高菜ちりめん」、大葉やしょうがを合わせた「油みそ」(以上300円)、マグロやカツオから煮て作った「自家製ツナマヨ」、しょうゆ漬けしたクリームチーズとめんたいこを合わせた「明太子マヨクリームチーズ」(以上350円)、しょうゆとだしで漬けた卵黄と甘いそぼろを合わせた「卵黄そぼろ」(400円)など。具材は種類を変えながら14種類を販売する。

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