
宮崎・諸塚の金鶏寺(諸塚村家代)などで9月27日と10月5日、アクセサリー作りと座禅体験のイベントが行われる。イベント名は「世界にひとつ 木工お守りアクセサリー作り」。
宮崎県北の自然、文化、歴史、グルメ、ものづくりなど、さまざまな体験を行う「ひむかのくに えんぱく」のプログラムの一つとして開催する。企画したのは諸塚村に地域おこし協力隊として赴任する村上龍太さん・柚香さんの夫婦。金鶏寺副住職の岩切真道さんの賛同を得て、実施する。
諸塚村は面積の95%が森林といわれる。村上さん夫婦は村の資源を使って特産品を作ることを地域おこし協力隊の任務とし、諸塚産の木材でアクセサリーやキーホルダー、スプーン、皿、額縁などを製作し販売する。
柚香さんは「木材を使って、世界に一つだけのアクセサリーを作ることができる。諸塚の自然を感じながら、すてきな思い出作りの手伝いをしたい」と話す。龍太さんは「以前は芸術家として活動していたが、自分好みの額縁がないと思っていた。諸塚にはいろいろな種類の木があるので、アーティストも納得できる額縁を作っている。この機会に『森と生きる村』と呼ばれる諸塚村にぜひ一度来てほしい」と参加を呼びかける。
当日は木工所で作ったアクセサリーを岩切さんが祈とうし、お守りとなる。岩切さんは「柴田さんから寺で数珠作りができないかと聞かれ、祈とうならできると伝えたのが今回のイベントのきっかけ。アクセサリーが、より特別なものになればうれしい」と話す。諸塚村の特産品「めんぱ」と呼ばれる曲げわっぱに入った弁当も用意する。
開催時間は9時30分~16時ごろ。参加費は3,000円(材料費別途800円~1,000円)。定員は各日先着10人。