
日向市美々津町で8月16日、「耳川ふるさと花火大会」が行われる。
神武天皇が東征へ出発した「お船出の地」として知られる美々津町。江戸末期から明治にかけて建てられた古民家が立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
「ふるさとを思い、明るい未来を見いだせる地域づくり」を目的として開催する同大会は今年で8回目。当日は、耳川河口から約30分間にわたり打ち上げ花火や水上花火が夏の夜を彩るほか、先祖の霊を慰める「精霊流し」も行う。幼児~小学6年の子どもを対象としたスイカ割り大会も予定する。
実行委員会事務局長の西村豪武(おさむ)さんは「地域の人々が、この町を誇りに思い、子どもたちにとって青春の大切な記憶となるよう、大きな夢を託している。お盆に里帰りした皆さんが、地域の人々と心を通わせ、多くの気づきや感動に出合えることを願っている」と話す。
開催時間は、スイカ割り大会=16時30分(受付開始は16時)~、精霊流し=18時30分~、花火大会=19時30分~。