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延岡の「カフェビオラ」宇野さんがハンドドリップ全国大会に 入選はならず

「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC) 2024」で決勝に進出した宇野賢二さん

「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC) 2024」で決勝に進出した宇野賢二さん

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 延岡の「カフェビオラ」(延岡市富美山町、TEL 0982-27-4151)店主・宇野賢二さんが10月12日、コーヒーのハンドドリップ技術を競う全国大会決勝に出場した。宮崎県でファイナリストになったのは宇野さんが初めて。

JHDCで受け取った賞状

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 宇野さんが今回決勝進出者となったのは、日本スペシャルティコーヒー協会が主催する「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ (JHDC) 2024」。東京、神戸、仙台、札幌、福岡の5地区で予選が行われ、決勝に進出できたのは14人。東京ビッグサイトで行われた決勝では、2杯のドリップコーヒーをいれ、2杯とも正確に同じ味を出せるかどうかを見る「ドリップ競技」と、事前に渡されたコーヒー豆で自分の個性を出した1杯をいれ、自分なりの表現ができるかどうかを見る「フリー競技」で競った。

 宇野さんは高校まで延岡で暮らし、その後は県外へ。熊本でのIT会社のサラリーマン時代にコーヒーと出合い、ドリップコーヒーを極めたいと独学で研さんを積み、同店を2013(平成25)年にオープンした。同協会が認定するコーヒーマイスター(SCAJ)の資格も持つ。

 今回は7回目の挑戦で初のファイナリストに選ばれ、準備を重ねてきたが、入賞には至らなかった。「ベストのお湯の温度に調整する作業に専念するあまり、コーヒーをいれるサーバーをきちんと設置せずに、失格となってしまった。だが、最後まで競技ができ、達人たちとバトルしたことは本当に楽しかった。ビッグサイトの大舞台に一日中いることができたのが幸せ」と話す。

 カフェビオラではハンドドリップコーヒーを500円で提供し、コーヒー豆の販売も行う。「(これからも)ハンドドリップでいれたコーヒーのおいしさを伝えたい」と宇野さん。

 営業時間は、11時~15時、18時30分~21時。夜は要予約。日曜定休。

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