農業と食の現在と未来を考える「農と食を結ぶシンポジウム」が8月18日、延岡のかわまち交流館(大貫町)で行われる。
企画したのはオーガニックで野菜やコメなどを作る地元農家を中心に、フリースクールの主宰者なども加わった同実行委員会。パネルディスカッションのほか、農産物や加工品の販売も行われる。今回で4回目。パネラーとして「横山農園」(宮崎市)の20代の若手農家・横山佑輔さん、発酵食品「ミキ」などを作る「のさっと屋」(五ヶ瀬町)の吉村里恵さん、延岡で無農薬、無化学肥料不使用でコメを作る「祝子(ほうり)農園」の松田宗史さんが登壇する。
同実行委員長で、自身も農家のまなぶ農園・松原学さんは、農業の担い手が年々減っていること、消費者の食に対する意識の変化を危惧し、農業と食について考え、生産者と消費者をつなぐ機会を持ちたいと考えている。「農家はいまやマイノリティー。今後もどんどん農業人口は減っていくが、消費者は『よりよいものをより安く』という気持ちで自分たちが食べるものを選んでいる。農家の現状を知り、将来の食について考える機会になれば」と話す。
開催時間は11時30分~15時。シンポジウムは12時30分~14時30分。その他の時間で農産物や加工品の販売を行う。