食事処「えぼし」(門川町須賀崎、TEL 050-8888-3150)がオープンして、4月3日1カ月がたった。
経営するのは、5年前に大阪府から家族4人でUターンした門川町出身の請関秀俊さん。現在、延岡市でうどん店とバー、スナックの3店を経営し、同店は4店舗目。請関さんが大阪時代に食べてとりことなり、趣味で自宅でもよく作っていたという大阪の郷土料理で、うどんに油で揚げた牛ホルモンを入れた「かすうどん」(760円)を看板メニューとして営業する。
うどんには讃岐麺を使い、昆布やかつお節をベースとしただしを使う。メニューはそのほか、水菜と梅干しをトッピングした「ハリハリうどん」、「キムチゲうどん」(以上920円)、「カレーうどん」(790円)、牛バラ肉を甘辛く炒めてトッピングした「肉うどん」(720円)、うどんだしを使った「辛麺」(890円)、「豆乳辛麺」(990円)など。「かすうどん」「ハリハリうどん」はゆず果汁のトッピングが選べる。
請関さんは「帰省した時に友達とお酒を飲みに行った際、夜遅くに締めが食べられる店が少なかった。自分で開業してみようと思い立ち、かすうどんのおいしさも広めたいと営業を始めた。最初は『かすうどんって、なんけ』と聞かれていたが、徐々に認知してもらえるようになった。いつか自分が生まれ育った故郷で店を持ちたいと思っていた。門川町の皆さんにも、かすうどんを知ってもらいたい。さまざまな面で地域の役に立ち、貢献できたら。高齢化も進んでいるので、デリバリーなども考えている」と話す。
妻・由美香さんは「移住して3カ月は慣れないことばかりで不安もあった。店を通して、さまざまなお客さまとの出会いもあり、楽しく過ごすことができている」と話し、「私の一推しメニューは『ハリハリうどん』。梅干しが入っているため、さっぱりと食べられる。うどんを食べ進めながら、少しずつ梅干しをほぐして」と話す。
営業時間は、11時~14時、17時~22時。月曜定休。