「いけばな池坊展」が3月2日・3日、延岡のカルチャープラザのべおか(延岡市本小路)で開催された。
(左から)馬場さんと同じくイケノボーイズのメンバーで大分在住の松川隆乗さん。後ろは池坊中央研修学院の清水新一教授の作品
同展は2月1日~4月7日に行われている花にまつわるイベント「延岡花物語」の一環として開かれた。今年で創立83周年を迎える華道家元池坊延岡支部が主催し、52人の同支部員が思い思いに花を生け、展示した。
延岡市昭和町在住の夏田勝子さんに師事し、小学3年で華道を始め、京都の大学に進学後、「IKENOBOYS(イケノボーイズ)」として活動する馬場健さんも出瓶。馬場さんは「自分の不格好な作品を先生は一瞬ですてきな作品にし、子どもながら魔法のようだと感じ、先生のようになりたいと思い、華道を始めた。来年からは就職で東京に行く。今回は恩返しというか、一つの区切りとして出瓶した」と話す。「花を生けると集中し、マインドリセットができる。華道はガンプラをやるのに似ていると話す人もいる。生け花がもっと多くの人の日常の一コマになれば」とも。