日向・上町の日向市文化交流センターで7月29日・30日、「ひむかの国こども落語全国大会」が開かれる。
今年で9回目を迎える同大会。中学生・高校生の部に27人、小学生の部に33人が出場する。和歌山県の同好会や福岡県の私立高校落語部など団体での申し込みもあるという。
同大会実行委員会の那須久司委員長は「日向で落語を教える活動をしていて、子どもたちがどんどん上達するので披露する機会が欲しいと思ったことが大会を始めたきっかけ。子どもの落語大会がなく、『じゃあ、やってみようか』という思いつきで有志と始めた。イベント実施のノウハウも無く、『おじさんたち、ゆるいね』と参加者の子どもたちに言われ、みんなで笑ったこともあった。ここまで続けることができ、次第に大会が広く知られるようになり、本当にうれしい」と笑顔を見せる。
毎年出場する子や兄弟で参加する人も多く、「まるで親せきのような付き合いになっている」とも。昨年は4月に起きた熊本地震の被災者慰問のため、10月に益城町に出向き、日向に住む子ども落語家たちが落語を披露した。
開催時間は、29日=13時~(予選)、30日=10時~(決勝)。
同大会後「ファミリー寄席」が開かれる。開催時間は13時30分~(予定)。前売り入場料は、大学生以上=1,000円、小学生~高校生=500円(当日売りは各500円増)。