子どもたちへ本を届ける社会貢献プロジェクト「ブックサンタ2023」が支援者を募っている。
経済的理由のほか、病気や被災などで厳しい環境に置かれている全国の子どもに本を贈る同プロジェクトは今年で7年目。宮崎県北エリアでは蔦屋書店延岡エンクロス店、くまざわ書店延岡店、TSUTAYA AVクラブ岡富店の3店が参加する。
支援したい人は絵本や小説、図鑑など子どもに贈りたい本を参加店で購入し、レジで定員に寄付する旨を伝える。本はプレゼント包装され、チャリティーサンタをはじめ、全国各地の300の子ども支援団体が連携して、子どもたちの元へ届ける。
企画・運営のNPO法人「チャリティーサンタ」の清輔夏輝さんによると、今年は47都道府県の1683の書店で行われ、8万人の子どもたちに本をプレゼントすることを目標にしているという。清輔さんは「特に物価高の影響を受けて、経済的に厳しい状況にいる家庭の子どもたちへ本を届ける予定。誰でも気軽にサンタになってほしい」と話す。
初めて同プロジェクトに参加する、くまざわ書店延岡店の木田景子店長は「小さいお子さんだけでなく、18歳までの人に贈ることができる。どんな本を選べばよいか分からないお客さまには推薦図書のリストをお渡ししている」と話す。同店では、支援の輪を広げたいと、寄付された本の数を店頭に掲示して、キャンペーンを盛り上げる。
12月24日まで。