多肉植物の生産者が集う「多肉楽市」が11月19日、日向市駅前「あくがれ広場」で開催される。

高橋さんが栽培する多肉植物

　同イベントを主催するのは、日向市在住で多肉植物の卸売販売業・高橋友美さん。高橋さんは多肉植物の育種を趣味で始め、2021年には生産を本格的にスタートさせた。同イベントは昨年10月、複合商業施設「しぶき通り」（日向市細島）で初めて行い、今回が2回目。家族連れがより来場しやすい場所で開催したいと日向市駅前広場で開くこととした。

　当日は、県内外の生産者5店が出店する。出店者は、「多肉の森」（延岡市）、「多肉植物製作所」（福岡県）、「8BASE」（熊本県）、「Socio Succulent」（京都府）、「タニフォト」（長崎県）。花が咲いたような姿を見せるベンケイソウ科の「エケベリア」と小さな葉が群集したベンケイソウ科の「セダム」の苗を5店それぞれが300～500個用意する。

　高橋さんは「多肉植物の生産を始めた時は、県内から多肉植物を仕入れるのは難しかった。新型コロナウイルスをきっかけに多肉植物の需要が増えて、より多くの人に多肉植物のかわいらしさや魅力を知ってもらいたいう。多肉植物は店それぞれで種や葉を育てて交配させるので、オリジナルの品種になる。県外の店も出店するので、宮崎ではお目にかかれないような貴重な多肉植物も楽しんでほしい。見るだけでもいいので、ぜひ気軽に来てほしい」と話す。

　当日は、鹿の角のような葉を見せるウラボシ科のシダ植物「ビカクシダ」の板付けや素焼き鉢をペイントするイベントも開く。県内の3飲食店は、コーヒー、リンゴあめ、サメを使ったシャーク＆チップスなどを販売する。県内のめだか専門店がメダカすくいを用意。県内で活動する工芸作家が鉢や食器などの工芸雑貨を販売する。

　開催時間は9時～15時30分。