日向の富島高校2年生・川口州浜(すはま)さんが来年1月、ウェイクボーダーのプロ資格を取得することが決まった。
日本ウェイクボード協会(JWBA)主催で年5回行われるアマチュアリーグ(AL)ツアー戦に出場してきた川口さん。今年、琵琶湖、山中湖、筑後川で行われた各大会で優勝し、残り2大会の結果を待たず年間ランキング1位が決まったため、来年1月にプロ資格取得の条件が整った。元プロウェイクボーダーの父、慎平さんによると、取得すれば、川口さんは宮崎県で唯一のプロウェイクボーダーになるという。
川口さんは小学2年のころから、主に美郷町西郷の石峠レイクランドで練習を重ねてきた。「興味本位で始めたが、跳んで技を決めることが楽しくなり、試合に出場してきた。技術的にも精神的にも未熟なところがあるので、プロになることは正直怖い。でも挑戦して、いろいろな課題にぶつかっても頑張っていきたい」と話す。
父の慎平さんは「試合などに行くと、以前は『慎平の息子』と呼ばれていたが、最近は私が『州浜のパパ』と呼ばれるようになった。今のウェイクボードは私がやっていたころよりも、スタイリッシュでトリッキー。世界を見ると上がまだまだいるので、これからも努力してほしい」とエールを送る。