延岡市のペットサロン「ドッグサロンMe」（船倉町1、TEL 070-5810-1642）が現在、保護猫シェルター設立の準備を進めている。

店内の雑貨には猫をモチーフにしたものも

　同サロンは2022年から地域にいる野良猫の不妊去勢手術を行い、適切に管理していく地域猫活動を行う。活動の中心となるのは、延岡出身の同サロン代表・牧野麻里さんとスタッフの松下侑香里さんの姉妹。牧野さんは「子どもの頃からけがや病気で苦しむ野良猫を見るのが嫌だった。社会人になり、猫たちのために何かできることはないかと思っていた」と振り返る。「手術で猫の繁殖は防げるが、野良猫である以上、けがをしたり、死んでしまったりするケースがほとんど。猫たちに最期まで幸せな時間を過ごしてもらうためには、引き取り手探しが必要」とも。

　保護猫シェルターは同サロンに隣接され、外からも猫が見られるように内部にはガラスで囲まれた小部屋を設置する予定。犬猫用のペット用品を販売する雑貨店を併設し、その利益をシェルターの運営資金に充てる。「さまざまな人に猫を見てもらう機会が増え、引き取り手探しがスムーズになると考えている」とも。

　現在、クラウドファンディングで支援を呼びかけており、8月27日現在、25万7,000円が集まった。支援額は1,000円から。9月15日まで。返礼品には松下さんがデザインを手がけるエコバッグなどがある。

　同サロンの営業時間は9時～18時。予約状況により変動あり。