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延岡の海辺のカフェで読書会 「本を介して人と対話を」と主催者

(左から)読書会を主宰する古江真一郎さん、黒木萌さん

(左から)読書会を主宰する古江真一郎さん、黒木萌さん

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 延岡の下阿蘇ビーチにあるカフェ「SHIMOASO CAFE(シモアソカフェ)」(延岡市北浦町)で8月26日、読書会が開かれる。主催は「のべおか読書会」(延岡市野地町6、TEL 070-3763-8018)。

ビーチそばにあるSHIMOASO CAFE

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 同会は2016(平成28)年から延岡市内で読書会を開いてきた。主宰の黒木萌さんは「育児休暇中に社会から孤立したような感覚を覚え、人とつながる手段として読書会を始めた。本を介して人と話すことで、普段よりも深い対話ができるのではないかと考えた」と話す。

 今回の課題本は斎藤幸平「人新世の『資本論』」。黒木さんは「2020年から延岡市駅前複合施設『エンクロス』(幸町3)で定期的に読書会を開いていたが、家庭の事情で定期開催が難しくなり、2021年に活動を休止した。その時、参加者の一人だった古江真一郎さんが『一緒に読書会をしないか』と誘ってくれたが、コロナ禍で実現できなかった。今回の課題本は古江さんと一緒に話し合って決めた」と話す。

 古江さんは「読書は個人の活動で、読み終われば完結する。でも読み終えて感じた心地よさ、感動、不快感、怒りなどを他人と共有して伝えたいと思うことがある。読書会は課題本の複数のテーマを中心に進行するが、私はいつも話が脱線してしまい、その度に黒木さんが柔らかく本題に引き戻してくれる。本という媒体を通じて、異なる考えを持った人とつながることで、自分自身を見つめることができる。気軽に参加してもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~12時。定員7人。要1ドリンクオーダー。

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