「城山の鐘まつり」が6月10日、城山公園(延岡市東本小路)の鐘楼前で行われた。主催は延岡観光協会。
わか葉幼稚園、かわなか保育園の園児も「とけいのうた」を披露。左は延岡観光レディの3人
時の記念日にちなみ開く同祭は今回で83回目。2017(平成29)年に就任した8代目鐘守の日高康彦さん・真理子さん夫婦が10時を知らせる鐘を突き、スタートした。盛武一則延岡観光協会会長や読谷山洋司延岡市長が日高さん夫婦へ日頃の感謝を伝え、あいさつした。市内の女性コーラスグループ「ふれあいコーラス秋桜」「コールひまわり」が「延岡市歌」「御本城の鐘」など、「わか葉幼稚園」「かわなか保育園」の園児が「とけいのうた」を、それぞれ披露した。
3年ぶりに恒例の合唱披露が復活したのを受け、康彦さんは「城山に素晴らしい歌声が戻ってうれしい。近頃は観光客が増え、ゴールデンウイークはパンフレットを補充しても間に合わないほどだった。これからも来園する人が気持ちよく過ごせるように努めていく」と話す。真理子さんは「子どもたちがワイワイとにぎやかに準備している様子を見て、(コロナ禍前の状況に)戻ってきたんだなと感動した。幸せな時間だった」と感激を口にした。
城山の鐘は現在、1日6回(6時、8時、10時、12時、15時、17時)鳴らされる。