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延岡でトランスジェンダーがテーマの映画上映会 トークセッションも

主催者の佐藤薫さん

主催者の佐藤薫さん

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 トランスジェンダーをテーマにした映画の上映会が4月1日、延岡駅西口街区ビルの「waiwai PLAY LAB(ワイワイプレイラボ)」で行われる。

上映会は延岡駅前の「ワイワイプレイラボ」で行う

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 当日は、日本のドキュメンタリー映画「I Am Here ~私たちはともに生きている~」を上映する。

 上映会を主催するのはトランスジェンダーの当事者で、延岡在住の佐藤薫さん。2月、首相秘書官の同性婚への問題発言が明らかになり、佐藤さんは延岡市内の国道沿いで4日間にわたり抗議活動を行った。初日の活動を地元紙が報じると、翌日、地元の人が活動に参加してくれたという。

 「その人が一緒に怒ったり、悲しんだりしてくれるのを見て、何か行動を起こせば、誰かには届くのだなと思った」と佐藤さん。今回の映画について「いろいろな当事者が何を伝えようとしているのか理解できなくても、副題にあるとおり間違いなく『ともに生きていて』、ただ存在しているだけで意味があることを分かってもらえれば」と話す。

 上映会を共催する「LGBT のべおか親子の会」の宮崎夏子さんは「延岡市は2年ほど前に『パートナーシップ宣誓制度』を設けるなど、他の自治体並みに制度は整いつつあり、少しずつLGBTを取り巻く環境はよくなっている。今回の上映会が『私たちはここにいる』ということの表明になれば」と話す。

 同じく共催の当事者団体「Rainbow Wings(レインボーウィングス)」の綿内波さんは「この映画を見ることで、差別が他人事ではなく、あなたとともに生きている人たちの上に起きていることであると考えていただきたい」という。

 開催時間は13時30分~15時30分(13時開場)。映画の上映のほか、感想を共有するトークセッションも行う。要申し込み。問い合わせは佐藤さん(TEL 070-4346-5255)まで。

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