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日向・美々津の古民家ゲストハウスでサウナイベント 「サ飯」の振る舞いも

外気浴でリラックスする様子

外気浴でリラックスする様子

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 日向・美々津の古民家を活用したゲストハウス「日向美々津の宿」(日向市美々津町、TEL 080-3556-9517)が12月17日・18日、サウナイベントを開いた。

(左から)グラフィックデザイナーの江口航平さんと施設を運営する「LOCALBAMBOO」代表の江原太郎さん

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 江戸時代に建てられた家屋が建ち並ぶ美々津。同施設を運営する「LOCAL BAMBOO(ローカルバンブー)」代表の江原太郎さんが「宮崎の魅力をもっと知ってほしい」と2021年4月、築150年の古民家をリノベーションした町家でゲストハウスをオープンした。

 サウナ愛好家でもある江原さんが「古民家の魅力と表から見えない裏庭の空間でサウナを体験してほしい」とテントサウナを設置し、ゲストハウスの無料見学も行った。イベント初日はあいにくの雨だったが、参加者は薪(まき)ストーブで温められたテントサウナに入り汗を流した。サウナ後には「サウナ飯」として、江原さんが手がけた放置竹林の竹を材料にした「延岡メンマ」を使い、大阪の郷土料理「肉吸い」にのせて振る舞った。サウナ愛好家が好むドリンクとして知られる「オロナミンC」と「ポカリスエット」を混ぜたドリンク「オロポ」に見立てて、美々津の古民家の街並みがデザインされた「美々津ラムネ」とポカリスエットを混ぜたドリンクも提供した。

 友人と参加した延岡市在住の岩崎涼さんは「美々津の街並みに初めて来た。レトロな雰囲気がとてもすてきだった。テントサウナに入るのも初めてで、思った以上に温度が上がり驚いた。夜は星空がきれいに見える場所だと思うので、宿泊して夜のサウナを体験してみたい」と話していた。

 江原さんは「今後、仕事と休暇を両立させた『ワーケーション施設』としての活用にも力を入れていきたい。リラックスできる空間を提供したいと裏庭にサウナを常設したいと考え、その資金を集めるクラウドファンディングに挑戦中。電気ストーブを使ったテントサウナ、日向市の樽(たる)職人が手がけた樽を使った水風呂、水風呂の水は施設にある井戸水を使う予定。ここでしか味わえないサウナを体験してほしい」と話す。

 クラウドファンディングの目標額は150万円で、集まった資金は敷地整備、テントサウナやサウナストーブなどの購入費に充てる。1月10日まで。

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