中華料理店「Chinese Restaurant 史(ふびと)」が11月7日、延岡市の中央通りに移転オープンした。
延岡出身の料理人、小澤寿史さんが妻の文香さんと共に切り盛りする同店。店名は寿史さんの漢字1文字を取り、「歴史を記録する人」を意味する「ふびと」とした。福岡県や長崎県のホテルなどで腕を振るってきた小澤さんが独立しようと延岡にUターンして、2015(平成27)年10月30日に本町に出店した。移転は前店舗の建物老朽化により決意したという。個室が設けられる物件を探し、独立7周年となる今年、現在の場所に移転した。
寿史さんは「延岡学園調理科を卒業し、大学進学後、料理人の道に進んだ。修業した各店で四川料理、上海料理、広東料理を学んだことが自分の強み。延岡は海鮮が豊富なので広東料理を中心に各中華料理を提供する。中華なら『延岡に史あり』と言われる店にしていきたい」と話す。「かつての上司に言われた『デザートは手作りに限る』という言葉を守っている。今まで提供したデザートは10種類くらい。ケーキだけを買って帰る方もいる」とも。
文香さんは寿史さんが勤めるホテルで、レストランのホールとキッチンを連携させる役割を担う「デシャップ」として働いていた。同店ではサービスの他、デザートの調理補助も担当する。「スタッフは私たち夫婦2人だけの店だが、できるだけお客さまの要望には応えられる店でありたい」と笑顔を見せる。
営業時間は18時~22時(ランチ=火曜、水曜、木曜11時30分~13時、要予約)。