麻の作品展とワークショップ「あさの和」が12月8日、延岡城 内藤記念博物館(延岡市天神小路)で開かれる。
国産の麻の茎から取った「精麻(せいま」」を使い、飾り物やお守り、アクセサリーなどを作る麻小物づくり愛好家7人が企画した。「あさの和」ではこれまで、門川町在住の松田ノリ子さんが中心となり講習会や作品展を開くなどして、麻の特性を広く知ってもらう活動を行ってきた。
「あさの和」メンバーの菊池綾さんは「日本では昔からしめ縄や、神社の鈴緒(すずお)、お払いに使う『大幣(おおぬさ)』が麻で作られてきた。現在は麻の栽培が法律で規制されているが、麻には浄化作用があるともいわれ、長い間日本人に親しまれてきた素材。ワークショップで思いを込めて一目一目を結んでいけたら」と話す。ワークショップでは縁起がいいとされる「二重叶(にじゅうかなえ)結び」を作る。
開催時間は、ワークショップ=11時~13時、14時~16時。参加費は1,500円。要事前予約。申し込みは電話(TEL 070‐7640‐7303)で受け付ける。作品展=10時30分~16時。12月13日~19日は場所を雑貨店「sopo(ソポ)」(中町2、TEL 090-4989-1865)に移し、麻小物の展示販売会も開く。