宮崎・日向の商業施設「STAIRS OF THE SEA(ステアーズ・オブ・ザ・シー)」(日向市平岩)のハワイアンバーガー店「TEDDY’S BIGGER BURGERS(テディーズ ビガー バーガー)」が8月6日、地元の食品メーカーとコラボレーションしたハンバーガーの販売を1カ月限定で始めた。
同店は今年4月から、地元の加工業者や飲食店などとコラボレーションし、月替わりでハンバーガーを提供する「マンスリーバーガー」に取り組む。8月は食品メーカー「ミツイシ」(平岩)が生産する宮崎県原産のかんきつ類「日向夏」の果汁・果肉・内皮を使った「日向夏ドレッシング」を使ったハンバーガー「冷しゃぶバーガー」(1,320円)を提供する。
保存料などを使わないで作ったオリジナルのバンズに、日向夏ドレッシングでマリネした県産豚バラ肉100グラムと地元産のトマトやレタスなどを挟んで提供する。同店マネジャーの吉田昂史さんによると、「ドレッシングの風味をより味わってほしい」と提供直前に豚バラ肉にさらにドレッシングをかけて仕上げるという。
吉田さんは「通常販売しているハンバーガーはジューシーさを大事にしているが、今回はヘルシーで女性にも食べやすい夏のバーガーをイメージした。開発段階で従来のパティにドレッシングをかけて提供する案もあったが、精肉店からおいしい豚肉を仕入れたと連絡があり、冷しゃぶにしてみようと思いついた。見た目はボリューム感がありながら、食べるとさっぱりとしたハンバーガーに仕上がった」と話す。マンスリーバーガーの取り組みについては、「毎月仕入れ先が変わるので大変さもあるが、新しいつながりができるきっかけになっている。コラボレーションする相手の商品の良さを引き出すハンバーガーを考えるのが楽しい。この取り組みを続けていき、地域を盛り上げたい」とも。
営業時間は10時~19時。「冷しゃぶバーガー」の販売は8月31日まで。