日向市駅前交流広場で8月13日、イベント「もっと日向」が開かれる。主催は飲食店、アパレルショップ、農家などさまざまな分野の約30の事業所が加盟する任意団体「KATACHI」(曽根町)。
同団体は2021年6月に事業と雇用によって地域活性化をしようと、代表の黒田教太さんが中心となって設立された。黒田さんによると、一昨年、昨年と日向市の三大祭りと呼ばれる細島みなと祭り、日向ひょっとこ夏祭り、十五夜祭りが中止となり、夏祭りとして日向が盛り上がるイベントができないかと初めて企画したという。
会場では、青果卸売業者「サングリーン出荷組合」(都農町)と酒店「あさひ屋」(比良町)がアルコールドリンク、農園「へべすの悠美園」(日知屋)がへべすを使ったドリンク、レストラン「山のビストロKamos」(東郷町)がオーガニックカレー、製菓店「SEIKADO」(本町)がかき氷などを提供し、アパレルショップ「#mate」(延岡市)のハンドメードアクセサリーの販売、マッサージ店「PARAFUSE.宮崎」(宮崎市)によるヘッドマッサージなど全24店が出店する。パトカー、白バイ、自衛隊専用車両の展示・写真撮影も行われる。
ステージイベントではファッションショーが行われる。アパレルショップの「Prop」(永江町)、「partire」(向江町)、「#mate」の3店が洋服を提供し、事前に募った約15人のモデルがステージを歩く。和太鼓グループ「天地鼓響」、富島高校、日向高校の吹奏楽部のほか、富島高校生によるダンスやバンドのパフォーマンス、地元で活動する親子ユニット「Taiki+1」、歌手・小田加奈子さんによる歌の披露もある。日向高校の放送部が一部司会を務める。
黒田さんは「日向を事業だけでなくイベントでも盛り上げたいと加盟団体に声をかけて企画し、その他の地元企業、学生の皆さんの協力も得ることができうれしい。日向市の良さを詰め込んだイベントになると自負している。地元に住む人だけでなく、お盆で帰省した方にも楽しんでほしい」と話す。
開催時間は14時~21時10分。駐車場は、日向市役所臨時駐車場、JA日向本店駐車場、宮崎銀行日向支店駐車場を用意する。