延岡の山下新天街アーケード内にある空き家で6月4日、「hyphenation in nobeoka(ハイフネーションインノベオカ)~空き家を知る!DIY体験イベント~」が開催された。
読谷山洋司延岡市長(左)や元競泳選手・松田丈志さん(右)も参加
同イベントは「延岡市空き家利活用モデル事業」の一環。主催は、延岡市が2021年度に実施したプロポーザルで選ばれた「空き家活用株式会社」(東京都港区)。同社は、空き家所有者、地域、事業者、自治体をつなぐマッチングプラットフォームを運営する。
当日は、ゲストに元競泳選手の松田丈志さんを迎え、延岡商業高校の生徒5人のほか一般参加者6人を含む11人が参加し、木製ついたての製作や室内の塗装、壁塗りのDIY体験を行った。
「空き家活用」スタッフの佐藤尚美さんは「延岡市民が空き家の利活用を体験し、空き家問題について考えるきっかけになればと企画した。空き家の利活用を一緒に盛り上げたり、応援したりしてもらえたら」と笑顔を見せる。
参加した延岡商業高校3年の甲斐暖人さんは「普段これほど大きなものを作る経験はできないので、面白かった。空き家の問題は難しく堅苦しいイメージがあったが、今回のイベントには楽しく参加でき、ほっとした」と振り返る。
イベントの会場となった空き家は、「事業公募プログラム」の対象物件。空き家を活用して新しい事業、店を始めたい人を募集している。一次審査のエントリーは7月31日まで。