宮崎・日向の洋食店「グラバー亭」(上町)が4月13日、「からあげグランプリ」のチキン南蛮部門で初の最高金賞を受賞した。
唐揚げのおいしさをより多くの人に伝えることを目的に「日本唐揚協会」(東京都渋谷区)が行っている同グランプリ。13回目となる今年は、「唐揚げ店舗11部門」「スーパー総菜部門」の各部門別に金賞・最高金賞が贈られた。
唐揚げ店舗11部門は「素揚げ・半身揚げ部門」「手羽先部門」「塩ダレ部門」「素材バラエティ部門」などに分かれ、全国1023店舗のエントリーから一般投票によって決定する。今回の投票総数は32万7802票。
同店は今まで4度「チキン南蛮」部門金賞を受賞してきたが、1店にだけ与えられる最高金賞は初めて。中間発表では1位「できたて専門店 チッキンラボ」(東京都豊島区)、2位「和みや おかむ」(群馬県高崎市)で同店は5位だったが、逆転勝利した。宮崎県内の金賞受賞店は「おぐらきんなべ」(宮崎市)、「caf? & bar B1」(都城市)。同部門には全9店が選ばれた。
店主の永田守厚さん・弘子さん夫妻が切り盛りするグラバー亭のチキン南蛮(ライス付き、1,100円)は鶏むね肉を使い、注文を受けてから弱火で揚げ、甘酢、タルタルソースも手作り。守厚さんは「夫婦2人でやっている店なのに、まさか日本一になれるなんて想像もしていなかった。受賞式で名前を呼んでもらい感激した。これからも細く長くやっていきたい」と笑顔を見せる。弘子さんは「お客さんから日本一に選ばれるなんてすごいねと言っていただき、また頑張ろうと思った」と話す。
同店の営業時間は、12時~14時、17時~21時。月曜定休。