宮崎・日向の日向市文化交流センター(日向市中町)などで6月11日・12日、「日向木挽(こびき)唄全国大会」が開かれる。
日向木挽唄は宮崎県の民謡で、山で切り倒された木を「大鋸(おが)」と呼ばれるのこぎりで切り、木材に加工していた「木挽」が歌っていた仕事歌。「ヤーレ- 山で子が泣く 山師の子じゃろ ほかに泣く子が あるじゃなし」などの歌詞がある。
コロナ禍の影響で3年ぶりの大会となる今回。実行委員会事務局長の木村和吉さんによると、5月2日時点で応募人数は100人ほどだという。木村さんは「回を重ねて36年目。コロナ禍で出場者が少なくなるのは仕方ないと思っているが、他の民謡大会などを参考に感染防止対策を徹底して臨む。大会が長く開催されないことで歌い手の情熱がなくなってしまうことが一番の気がかり。舞台で歌うことは体力を使い緊張もするが、久しぶりの開催を皆さんで盛り上げていければ」と話す。
開催時間は、11日=9時45分~、12日=9時~。入場無料。現在、出場者を募集している。予選の参加費は3,000円(プログラム、昼食代含む)。申し込みは5月10日まで。問い合わせは実行委員会事務局(TEL 0982-53-5086)まで。