バイオリニストの古澤巌さんが4月28日、延岡総合文化センター(延岡市東浜砂町、TEL 0982‐22-1855)でコンサート「ヴァイオリンの昼と夜」を上演する。昨年に続き、2回目。
古澤さんは会場である延岡総合文化センターの大ホールを「日本で10本の指に入るのではないかと思うほど音響の良いホール」と評価する。古澤さんによると、クラシック音楽など生の音で演奏する音楽に最適なホールだという。「コロナ禍で客席を制限していることで、客の衣服にたくさんの音が吸収されることなく、音が響き渡る」とも。古澤さんは「隣に人がいないだけで、自分のためだけに演奏会が行われているような錯覚に陥るとの声も、お客さまから頂いた」と話す。
古澤さんは28年前、宮崎県北の支援学校の生徒に向けた音楽会に出演したことをきっかけに度々、日向市や高千穂町、延岡市などを訪れている。趣味のサーフィンは日向で知り合った人から誘われ初めて挑戦。海の素晴らしさを体感し、以来やめられなくなり、宮崎ではもちろん、自宅も海の近くに移し、サーフィンを楽しんでいるという。古澤さんは「演奏で人にエネルギーを与える立場だが、自分はどこからエネルギーをもらえるのか分かっていなかった。それが海だった」と話す。
当日は、ピアニストの金益研二さんとの共演も。コロナ対策のため、席数は300席に限定する。昼夜2公演を行い、昼公演の前(13時30分~14時)には、未就学児も入場できる30分の無料コンサートを行う。
昼公演=15時開演、夜公演=19時開演。チケットは全席指定5,000円。各プレイガイドのほか、延岡総合文化センターでも販売する。