古民家オンラインツアーが2月27日、宮崎県北部にある諸塚村で行われる。主催は世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会。
ツアー参加の基本セット(3,800円)はマイ箸づくりセット、乾燥シイタケ、釜炒り茶ティーバック
面積の9割が山林という諸塚村は、100年前から「林業立村」を掲げている。スギやヒノキなどの針葉樹だけでなく、広葉樹のクヌギ・ナラ、照葉樹林もあり、多様な色の木々が並ぶ「モザイク林相」と呼ばれる風景が特徴。2015(平成27)年には、諸塚村、高千穂町、椎葉村など宮崎県北部5町村が「高千穂郷・椎葉山地域」として世界農業遺産に認定された。
古民家オンラインツアーは世界農業遺産の諸塚村を知ってもらおうと企画した。「森の古民家」として改装した宿泊施設の中から、築100年と140年以上の古民家2軒が並ぶ「やましぎの杜」を会場に行う。当日は、原木シイタケの栽培場所からの中継やシイタケ料理のレシピ紹介、諸塚産の竹を活用した箸作りなどを行う予定。
諸塚村観光協会スタッフの岩切愛子さんは「森と共に生きる諸塚村の人たちの暮らしを、箸作りなどで体験していただけたら。五右衛門風呂やかまどなど今では珍しい設備を見ていただく古民家探検も楽しんでほしい」と話す。
ツアー参加者には、選択コースにより、ツアー前に箸作りの材料や乾燥シイタケ、釜いり茶、諸塚村と提携しているスープ専門店「スープストックトーキョー」のスープなどを進呈する。コースは4種類で3,800円~9,800円。
開催時間は13時30分~15時。申し込み締め切りは2月13日。