日向・都町の居酒屋「つたや」（TEL0982-54-3286）が6月1日、21周年を迎える。

人気の一品「のんべェ餃子」

　店主の反田慎吾さんが20年のサラリーマン生活を経て始めた同店。昆布とかつお節で取るダシのうまさを持ち味に、創作料理を看板に掲げる。

　反田さんは「独学で始め、開業して4、5年はうまくいっていたが、その後コンビニで夜勤のアルバイトをしながら営業しなくてはならない、どん底の時期も経験した。長くやってこられたのは、人の輪のおかげ。お客さんが新しいお客さんを連れて来てくれたことはもちろん、店を改装する金がなかったときは大工のお客さんが施工を手掛けてくれ、少しずつ借金を返していったこともあった」と話す。創作料理をうたうのは、どこでも食べられる料理ではなく、「お客さんが驚くような料理を提供することが楽しいから」だという。

　今年に入り名前を変え、人気メニューに生まれ変わった「のんべェ餃子」（500円）のほか、「茶碗蒸しのピラフ」（600円）、「アツアツ！もち海老天」（700円）、「四つ葉の卵焼き」（600円）といった品々が並ぶ。

　21周年を迎えるにあたり、反田さんは「今まで使ったことのない材料にも挑戦したい」と意気込む。現在、チョウザメの身「キャビアフィッシュ」を使った新メニューを考案中という。

　営業時間は12時～13時（平日のみ）、17時～22時。月曜定休。