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日向で「こども落語チャンピオン大会」 歴代最優秀賞受賞者5人が出場

中学3年生になった、しいのみ亭らんらんさん

中学3年生になった、しいのみ亭らんらんさん

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 「こども落語チャンピオン大会」が10月3日、日向市文化交流センター(日向市中町)で開かれる。

しいのみ亭らんらんさんの稽古の様子

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 日向市で毎年行われてきた「ひむかの国 こども落語全国大会」。小学生から高校生の子ども落語家が競う。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため2年連続で中止になっているが、今回は「国文祭・芸文祭みやざき2020」の分野別フェスティバルの一つとして開催される。

 当日は、歴代最優秀賞受賞者から実行委員会が選んだ5人が芸を競い合う。出場するのは、門司港亭小もじさん(福岡県)、ぷりん亭芽りんさん(兵庫県)、桜家尋エモンさん(東京都)、しいのみ亭らんらんさん(宮崎市)、ひむか亭いちごさん(福岡県、日向市出身)。日向市出身の落語家・桂歌春さんが審査員長を務め、同大会に出場しプロの落語家になった春風亭弁橋さんも審査に加わる。2人はゲストとして落語も披露する。

 出場者中、最年少でただ一人の現役子ども落語家・しいのみ亭らんらんさん(中学3年生)は「以前は図書館や敬老会のイベントで落語を披露していたが、ここ1年ほどはその機会がなかった。久しぶりの落語がいきなり大きな大会で心配だが、前に教わったことを思い出しながら、元気にやりたい。一人でも多くの人に笑顔になってもらい、みんなの心がハッピーになれば」と話す。らんらんさんは今年、宮崎市で行われた中学校英語弁論大会にも出場し、落語を通して海外の人に日本文化を知ってもらいたいという思いをスピーチした。

 実行委員会スタッフの林田慎吾さんは「コロナ対策を徹底して開催する。皆で成功体験を共有できればと思っている。当時はあどけなかった出場者たちは、大半が高校を卒業し、大学生などになっている。お客さんには、成長した姿を見てもらいたい」と話す。日向市文化交流センターの公式YouTubeでは、出場者などのコメント動画を配信している。

 開催時間は14時~16時30分。入場無料。

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