宮崎・高千穂の「シェアスペース360+1(さろんプラスワン)」(高千穂町三田井)が、リニューアルオープンから1カ月を迎えた。
同店は、2015(平成27)年にソフトウエア制作会社「ランバーミル」(宮崎県宮崎市)が開いた。高千穂で異業種の人たちが交流できる場を提供したい、町の人がほっとできる場を作りたいという思いから、町の中心地にカフェ&bar「360(さろん)」を設立。「誰でも一日店長になれる」をコンセプトに、人々が集うシェア型交流スポットとなった。同社が同様の店を宮崎市で新たに展開するため、同店を手放すことが決まり、次の運営者を継業マッチングプラットフォームサイト「relay」で募集。現オーナーの高岡ルミさんが継業し、7月13日に営業を始めた。
もともと同店の存在は知っていたという高岡さんは、「バーやカフェの運営は未経験だったが、魅力的なスペースの運営にとても興味があった。オンライン面談後、翌日には無事に継業が決まった」と話す。店名は、住民になじみのある「360(さろん)」をそのまま使い、譲渡日が令和3年6月1日で数字を並べると361であることと、以前の店より少しでも進化していきたいという意味を込めて「+1」を加えた。
店内には厨房(ちゅうぼう)設備のほか、テーブル、イス、モニターなどを備え、さまざまな業種の人が「店長」として店を運営できる。高岡さんは「夜の一日店長は希望者が多いが、昼の時間帯はまだまだ空きがある。飲食店のほか、洋服、雑貨、占いの店やワークショップなど、新しくチャレンジしたい方の背中を押せるような店にできれば」とも。
料金は、登録料3,000円(3カ月有効、月1回以上の要施設利用)と利用料1時間800円(夜間は900円)。1日体験のトライアルプラン(3,000円)も用意する。問い合わせは、同店のフェイスブック、ツイッター、インスタグラムで受け付ける。
営業時間は9時~16時、17時~24時。